実在中年
例の「非実在青少年」、この規制の可否は別として、石原慎太郎が絡んでいて、この言葉のセンスは何だという意見を散見した。が、センス自体はバツグンだと思うんだ。カッコいいじゃん「非実在少年」。なりたい感じがする。
非実在少年は、いつも自由だ。作者のセンス次第。凡庸で何の特徴もないのに、何故かモテモテになって、エッチをしまくったりしてしまうのが、勿論、非実在少年の真骨頂。
石原慎太郎は、もう、障子にアレを突き立てたり、自分がもて遊んだお姉ちゃんを、孕ませた挙句死なせてしまったりすることを、イメージする力を失っている。「非実在青少年」をイメージ出来ない老人。自分は、せめて、それを想像力を維持できる「実在中年」で、可能な限り、踏みとどまりたいと思う。まあ、おれが踏みとどまったからと言って、それで何がどうなるわけでもないんだが。