電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

表現の自由を謳歌する裕次郎の兄貴

例の東京都の青少年育成条例、特に表現の自由とか何だとか、本題はちょっと後にして、自分が一番不思議に思ったのは、東京都主催のアニメフェスか何かに、大手の出版社が足並み揃えて不参加表明をしたこと。一社二社ならまだしも、こんなに短期間で揃うなら、その勢いで、みんなで共同の電子出版のインフラ作りでも開始すればいいのに。

この条例自体に関しては、個人的には、原則として、何らかの表現の流通に対して制限・規制の類は加えるべきではないという考え方を持つので、基本的には反対なんだが、今回の話に関しては、本筋以外の部分にばかり業界が敏感なような気がして、結局出版社の商売の話にしかならないのかという方が、遥かに大きな疑問を感じる。

表現の自由というのは、所詮国家が保障して初めて意味を持つのであって、天から自由が降ってくるわけではない。世の中には言って良いことと言って良いことしかないが持論の自分ですら、あっちこっちに右顧左眄して、言わないこと書かないことばかりであり、いや今自分がここで自粛しまくりなのは、来るべき時にドンと立ち上がる為、今は弓を引いて貯めているんである。いやホント。

それにしても石原慎太郎、益々暴言が冴え渡たり、まさに表現の自由を1人で謳歌しまくっているわけだが、あまりに暴言吐き過ぎて、滅多なことでは話題にすらならなくなってしまった。何故貴方は、もっと素直に愛することができないの?