電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

馬鹿が直ったふりの演技に騙されている大衆

しかし、内藤大助亀田興毅で43%ってのは凄いなあ。と、これだけ視聴率が話題になること自体が、もっと凄いと思うが。

完全に終わってしまっていた亀田家が、少なくとも興毅自身は、ビックカンパックという感じ。いやね、全然終わってなかったろという話もあって。が、自分はそうは思わない。いわゆる仕掛けが成功して一躍メジャーとなった亀田家ストーリーは、確実に一回終わっていたのだ。その証拠に、内藤・興毅の数日前に、三男和毅が試合をしているが、これなど、どこにも話題にならず。大毅も、この前の世界戦の前の数戦は、普通にテレビなしで後楽園ホールで試合をしているわけで。そして、それがボクシングの世界では当たり前のことで。

昨日の朝の番組で、興毅、みのもんた相手に、敬語で穏やかにスイーツ好きなどを告白していたが、試合後のマイクとか、これを「大人になった」なんて扱いもみかけるが、あのさあ、23にもなって、敬語というより単なるデスマス調、この程度使えなかったら、その方がおかしいだろ。馬鹿でもデスマス調くらい使えるって。馬鹿以下が馬鹿になって、拙いデスマス調を使うのが、そんなに偉いのか。偉くないと畏まって侍る。

評価すべきは、興毅の試合結果。5回連続防衛してた内藤大助という偉大なチャンピオンに、堂々と勝った。試合は、実は凡戦の類だったことも色々なところで指摘されているが、亀田と内藤の因縁がなかったら、そんなに楽しめるファイトじゃなかった。が、それでいいのだ。勝つことが一番重要で。それが競技スポーツというもので。

昔のブログでも、散々亀田家のことは書いた。すべての興行関係者、メディア関係者にとって、亀田家は重要な課題を、いつも提示してくれる。

競技スポーツは、その競技において強い奴が偉いに決まっている。その意味では、亀田興毅は、今回の結果を得て、かなり偉くなった。勿論、国内ボクシング界には、長谷川穂積という至宝がいて、この天才の方がもっと偉くて凄いことは強調しておく。試合も、何のスパイスなしで圧倒的に面白い。その人間の本質的な偉さと、周辺のビジネスの上手さを、ごっちゃにして優劣をつけてはいけない。

と、自分にしては、やたらステロタイプなことを、だからこそ、挑発的に書いてみた。