電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

世界は複雑過ぎる(のでよくわからない)

星野ジャパンが、あんまり勝ちたくなさそうに見えるとか、やる気あんのかって指摘は、結構あっちこっちで見かけるんだが、ソフトボールの3位決定戦と、野球の予選リーグの最終戦がカブった時に、チャンネル切り替えながら見てて(考えてみればウチのPCのTVソフト、子画面があって同時に見られるんだが、普段映画を見る以外は使わないので、そんな機能があることすっかり忘れてた)、明らかに、野球の方がつまんなかった。もう、選手から出ている熱とオーラが全然違ってて。全然関係ないが、ソフトの20秒ルールはいいなあ。あれでテンポがよくなる。

自分は、オカルト系は苦手(というか嫌い)で、日本の知識人では典型的な合理主義者だけど(ちなみに自分が知識人だと言っているわけではないので念の為)、熱とか空気とかオーラとか、そういうモノまで否定する気はなく、いやむしろそういう部分に敏感であるからこそ、真っ当な合理主義者足りえていると思うんだが、まあそんなことはどうでもいいとして。

よく考えてみれば、否、よく考えなくとも、プロ野球選手のオリンピックに対するモチベーションなんて、なかなか上がりようもなく。毎日数万の観客に囲まれて試合してて、今更メジャーリーガーも出てないアメリカチームなんて相手にしてられっかって感じだよね。そこをあっさり勝ってこそプロだとは思うものの、それはやっぱりファンからの見方だろう。

へたすりゃ、ソフトなんてオリンピック種目に復活しなけりゃ、実業団の維持すら難しそうな感じで、ここにしか、輝ける舞台はないのだ。気合が違う。

昨日のエントリーで、特に注釈も入れず、スペクテータースポーツなんて言葉を使ってみたが、ある競技自体が、21世紀を、どういうあり方で生き残っていくかというのは、その競技の内容や状況によって、まったく違う。当たり前のことなんだが、星野の気合が入っているんだか入ってないんだか、よくわからない、圧倒的に選手に優しいインタビューを見てると、何の世界であっても、政治と金で動いてる何やら得たいの知れない背景が窺い知れ、息苦しくなってくる。

全然違うのに、何でも一緒だ。