電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

女の子だけの特殊な事情

女子格は何故潰れそうなのか、という問いが発せられようとしている。この期に及んでというか、この機会を狙ってというか。勿論、クソマスコミから。

はっきり言って、設問の立て方が、根本的に間違っている。スマックの問題は、同規模の興行を行っているところすべてに、共通する問題であり、女子固有の問題なんて、極々わずかしかないのだ。逆にいえば、女子だからということに拘るなら、スマックだけは、何故女子なのに、ここまで持ったのか、と問うのが当たり前だと思うのだが、そんなことは誰もやらない。

まずは、ミレニアム以降の日本の総合格闘技の歴史をじっくり思い出して欲しい。DEEPやZSTが、スマックとほぼ同時期に立ち上って以来、総合格闘技の後発興行は、男子も女子も、軒並み沈没してるではないか。沈没しなかったスマックの方が、特別なんである。当たり前にやったら、すぐ潰れる。それが総合の現実なのだ。

にも関わらず、今後、専門誌で女子格/スマックが扱われる時、この「何故潰れそうなのか」という問いが、延々ついて回るくらいなら、徹底的に正しい答えを、おれが書いてしまうことにする。というのが、本稿の目的。

分かろうともしない、クソマスコミに偉そうなことを書かれるのは不愉快だ。書かれたことに納得いかなければ、逐一ここで反論するつもりでいるとしてもだ。勿論、クソマスコミは何もわかってないので、放っておいたら正しい答えは書かれない。普段はそんな問題を考えていない連中が、急に考えたって、わかるわけねえもの。精々、篠さんや佐伯さんの言ったことを、そのまま垂れ流すだけ。

と、いきなり挑発的な書き方をしてるわけだが、内容は実に常識的な話であったりする。元々、日本の総合格闘技において、弱小プロモーターが、どうすれば興行を維持出来るのか/出来ないのかという問題を考えるのは、クソマスコミ側の仕事ではなく、プロモーター側の仕事。だからこそ「電脳スマックガール」の頃に、長々と書いた。それを根底から無視しておいて、今更聞きに来るんじゃねえよと思うものの、あの時は書けなかった話も多い。あまりネガティブになってはいけないという気持ち(というより身内の懇願)から、わかる人だけわかればいいという書き方をしたところもある。

タイトルは「女の子だけの特殊な事情」だが、最初に書いたように、結論は最初からみえていて「女の子だけの特殊な事情なんて、実はほとんどない」である。当然、少しだけある特殊な事情については、懇切丁寧に説明するつもりだが、むしろ、女子以外の同規模(と書いたら失礼だと思うが)他団体の話の方が多くなるような気がする。話がメジャーに及ぶこともあるだろう。その場合でも、もう何に遠慮する必要もないので、バンバン実名で書く。

すべてのマスコミと関係者を含めて、今日本中で、おれよりこれを上手く書ける奴はいない。

「電脳スマックガール」の頃と同じように、断続的に、ダラダラと続きモノとして書いていく予定。あと「電脳スマックガール」はログを残してなく、自分用に押さえているだけなので、そこから断片的に再利用する予定だが、それはイチイチ断らない。自分で書いたことだしね。

乞うご期待。

と書いたものの、こんな強い書き方したら、ご期待出来ませんと引く人も多いと思うが、そんなことは、どうだっていいんだよ。

続く。