電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

2011-01-01から1年間の記事一覧

脱原発に飽きました宣言

震災ショックで、普段は書かない時事ネタを延々やり始めてしまっただけでなく、タグまで作って、脱原発だ代替エネルギーだと書いてきたのも、もう数ヶ月前の話で、今頃原発の話なんて喜んでやってるのは、レイトマジョリティーだけであって、止まろうが止ま…

村上春樹のアレと童貞性

例の村上春樹のスペイン・バルセロナでのアレだけど、イスラエルの演説の時は、文学者らしいカッコいい事を言うよねえと好意的に受け止めたものの(「村上春樹が、吉行淳之介のおっぱいタッチテクが凄いことを褒めていた件」)、今回のアレはあんまり面白く…

選ばれし者のブログ、魂の文章

最近は必死になってまで、より多くのアクセスを目指す理由がないとはいえ、ツイッターで更新告知を出さないとまったく人が来ないブログとなってしまい、さすがにそれも何だかなと思うものの、なあに、このブログ、というより自分の文章は、まさに選ばれし者…

リンジー・ローハンのおっぱい

iTunesでロバート・ロドリゲスの「マチェーテ」を観た。この映画「グラインドハウス」(というか「プラネット・テラー」なのかな?)で、フェイクの予告編として作ったのが出来がよくて、実際に中身を作ってしまったらしい。端的にいえば、エログロアクショ…

6月12日は「文学フリマ」

突然ですが、「奇刊クリルタイ増刊『dorj(ドルジ)』Vol.2」というミニコミがスポーツ特集で、文章書かせてもらいました。6月12日の「文学フリマ」で売るみたいです(その後通販もするのかな?)。詳細は、クリルタイさんの公式サイトをご覧ください。タイ…

もし「もしドラ」作るカネをおれにくれ

タイトル日本語になってねえ(苦笑)。町山智浩さんが、こんなツイートをしたと。 もしもドラッガーが云々って、半年後には確実にゴミになって1年後には誰も忘れてる映画作る金観る金があれば被災地に寄付したほうが役に立つよ 結果としては、監督だとかエ…

アトラクト・ユア・オーディエンス!

政治家、特に国会議員というのは、基本的に権力闘争をするのが仕事で、国民の事など考える暇などないのだから、今更何やってんだとか言う気はまったくなく、今回の菅首相の不信任案否決の流れは、鳩山さんが演じた役割が何とも絶妙だし(「嘘つき」が「ペテ…

滅びの姿

三十路を迎えた辺りから、あまり小説を読まなくなって、もう15年以上大した量は読んでいない。何でそうなってしまったのかと言えば、勿論、読書量自体が激減しているというのが大きいのだが、その減った読書量におけるフィクション比率も歳を取るごとに減り…

波打ち際の足許

メディアへのリテラシーは確かに必要だと思うものの、一体何が正しくて何が間違っているのか、益々わからない世界になって、例えば、小説でも映画でもマンガでもいい、20世紀の末までは、あれは傑作だこれは駄作だと一定の価値観が絶対的に存在していて、…

今夜お前と付き合いたい

結局、3月12日の注水中断はなかったという話になって、政府やら東電の上は無能な上司の典型、事件は現場で起こってる、現場は心ある人ががんばっている、吉田所長は偉い吉田所長は凄いという話になりつつあるが、ところがその吉田所長みたいな人も、さらに…

三言呟けばすべて忘れる

最近は老眼が酷くて何もみえないし、それ以前にボケが確実に進行していて、書いた事を片っ端から忘れてしまうんだよな。備忘録をつけたって、その場所を忘れちゃうもん。もう書きながら、どんどん忘れていくというか。みんなボケが悪いんや、おれが悪いんじ…

落ち目になった時こそ底力が問われる

何気にiTunesをチェックしていて、何気に観てみた「その男ヴァン・ダム」。これが傑作だったので、とっくに紹介する旬を逃しているにも関わらず、感想を書いてみる。Wikipediaでのあらすじは下記のようになっている(ネタバレはほぼなしで、むしろこれを読ん…

ピンクレディまではユーフォーではなくユーエフオーだった

3月末からツイッターで、フクイチのライブカメラ、つまり福島第一原発の近景(とまではいかない、津波映像も多分ここから撮られたのだろう、南方の丘の上からの画像)を、ほぼ毎日(たまにサボる)ハードコピーして簡単なコメントを添えてアップしていたん…

続・信者のあり方

意外な展開を見せる町山智浩・日垣隆の罵倒合戦。どう意外なのかといえば、意識的にも無意識的にも、当たり前の言論やツイッターのルールを前提として話を進める町山さんに対し、その場しのぎながらも、結果的には、かなり有効であろう言論ルール違反な方法…

信者のあり方

町山智浩と日垣隆がツイッターでやりあって、野次馬的にはメチャクチャ面白いものの、内容については特に何かをコメントするような事はない(ので各自調査の事)。唯一あるとすれば、ツイッターあたりで、それなりの著名人が、たらたら自画自賛しているのを…

続・気狂いに反原発

はてブのコメントって、コメント頂いても未だどうやって答えていいのか、よくわからないんだよなあ。昨日のエントリー「気狂いに反原発」に、こういうブックマークコメントを頂いたので、エントリーにして回答する。 何がそんなに嫌なんだろう。「表現の自由…

気狂いに反原発

反原発ファシズムな匂いが、益々あっちこっちから立ち昇るにつれて、嫌だなあ余計止まらないよなあと思うんだが、エコだって充分こういう匂いはしていたし、予想の範疇である事は、昔からこのブログを読んでいた方には理解頂けるかと思う。反原発ファッショ…

自分を棚に上げないとやってらんねえ

やってらんねえシリーズ第2弾というわけでもないんだが、やっぱり、棚に上げるんだよな、世界の多くの人々は。震災があろうが、原発が爆発しようが、それは結局何も変わらなく、そういう世界の中で、おれは自分を棚に上げないぞと思って生きてきて、それは…

ブログなんて書いてらんねえ

ブログなんて読んでらんねえ、ましてや書いてらんねえという時代が、あっという間にやってきて、ブログは最早ソーシャルネットワークの仲間には入れてもらえなくなり、これはどういう事かといえば、極一部を除けば、ブログはツールとしての役割を失い、メデ…

それでも推進されてしまう原発

イラ菅が浜岡は止めてねと要請したといっても、こういう記事もほぼ同時に出ているのだ。「経産省、原発重視の方針堅持へ 安全宣言で電力確保目指す」浜岡の件自体は、概ね好評であるものの(ツイッターだと反応が、今は大っぴらに原発推進と言い難い隠れ推進…

疑わない事の強さ

ビンラディンの殺害で、USAコールをあげているヤンキーを見て、疑問に感じる人は多いようで、日本的感性というか、それが当たり前だと思うものの、だから日本は弱いんだよなとも思う。明治維新の富国強兵とか、太平洋戦争後の復興とか、疑わないで済むお…

馬鹿負けマーケティング

ふふふ、おれは数字がわかるんだぜと得意満面で数字を上げるなら、もう少し資料ちゃんと見てから書けばいいのに、何でこんな恥ずかしい事を書けてしまうんだろというレベルなのが、池田センセらしいところ。原発の安全性と経済性についての数字 経済性はどう…

ミカサ・アッカーマン型体型

今日書かないと、5日連続で未更新という事になるなあと思って、こうやって書き出してみるわけだが、原発はまさに膠着状態に入ってしまい、特に新たに書きたくなるような事もないし、報じる側のマスコミの問題にしても、これまたすっかり膠着状態に入った感…

太っちょのオバさまの為に生きない

原発関連も一見落ち着いてきて、東電の定例会見をライブでツイートしてくれる人がすっかり減ってしまい、興味があるなら自分でイチイチ全部観る必要があり、何と言っても時間がかかるのでそれも面倒くさく、リアルタイムの数値変化に敏感であった自分ですら…

徹底比較「江」と「仁」

昨日書いた「仁」と「江」の話。コメント欄が面白くなって、長くなったので、こちらに続きを。 s_tropical 2011/04/20 12:04 「仁」を評価するのに「江」を引き合いに出す物言いって、 放送後たくさん見かけたけど、 それって、 「ガチンコのよーなプロレス…

時をかける中年

日曜の夜、「JIN -仁-」の完結編の初回を観た。現代の外科医が、幕末にタイムスリップし、ああなったりこうなったりするという話。自分はこのドラマ、原作の村上もとかのマンガが完結した事、テレビはマトメ再放送を昨年末にやる事、シーズン2を4月からや…

つまらない大人になりたくないと言う子供に限ってつまらない子供である件

このブログになってからは、この映画の事は書いてなかったか。というわけで、「スミス都へ行く」を観た。もう何回目だろう。少なく目に見積もっても、十回は観てる(多分、もっと)。自分は大学で16単位しか取らずに中退したので、要は大学で何も学んでな…

原発は、撤退か死か

原発「減らす・やめる」41% 朝日新聞世論調査まあ、この設問じゃこの程度でも仕方ないかなとも思うが、現状維持がこんなにいるのかよというのがまずは思う事。『「増やす方がよい」5%』という層は、きっぱり断言しておくが、頭がよほど悪いか情報弱者か…

私を月まで連れてって

さて宮崎駿の2本も観たので、次は何の映画を観ようかなと選択したのが、この「スペース カウボーイ」。最近のクリント・イーストウッドの映画は、センスが合わないのだ「ミリオン・ダラー・ベイビー」以降。いい映画なのはよくわかる。特に「グラン・トリノ…

今こそファンタジーにしか超えられない

先月末に、スタジオジブリの新作の会見(正確には主題歌発表会見)があって、まあ、監督ダメ息子だし大した期待は出来ないので、映画自体はどうでもいいんだが、その時の宮崎駿の発言は色々考えさせるものがあった。曰く「今はファンタジーを作る時期ではな…